自閉症eサービス@しずおか  設立の挨拶

 

 

 

                                                                                                                 代表 池谷  修

 

                                 (社会福祉法人 輝望会)

 

 自閉症の支援を想うとき、必ず私は彼のことを思います。

 

 私が勤め始めた34年前、一人の自閉症の方がいました。土を食べ、水をガブ飲みしてしまう。トイレットペーパーをひとロール使わないとトイレから出てこようとしません。それらのことを制止すると「止めるな」と言わんばかりに私を叩いてきました。反響言語のみで指示は通らず、途方にくれたことを思い出します。支援方法も分からず闇雲に行動療法のみを行っていて、本人を変えることのみに注目し、その当時にあった支援方法をひとりで評価し、少しかじってはいろいろな理由をつけてはすぐに捨てました。また、同僚や他の機関に相談できるところもありませんでした。

 

 そんなことを思い浮かべます。

 

 その当時と比べると、自閉症の支援方法は飛躍的に量的、質的な高まりをみせています。また、国や県は強度行動障害支援者養成研修を4年ほど前から本格的に始め、受講者の数は増大し、量的な拡大が進んできています。

 

 但し、量的な拡大はあっても、質的なあるいは現場に落とし込んでいくことは難しいのではないかと思っています。この研修は時間的な制約があり、概論的なところで終わってしまっている感が否めないからです。

 

 せっかく概論を学んだのに、多くの相談できる同僚もいるのに現場に落とし込めないでいることはとても『もったいない』と思います。あと何が必要かといえば、相談できる人(実践豊富で豊かな経験がある人)とより具体的な研修かと思います。これらが揃えば施設・事業所としての見通しがもて、実践できる力が湧いてくると思います。

 

 私たち自閉症eサービス@しずおかは、身近な(県内で)ところで、自閉症eサービス@大阪の認定講師のお力添いをお借りし研修や相談の機会を設けたいと思っています。一緒によりよい支援ができるように研修できればありがたいです。


自閉症eサービス@しずおかについて

 静岡で自閉症支援に携わる機関・個人の横断的ネットワークの構築と支援スキルの向上を目指す任意団体で、1年を通して様々な研修を開催します。 NPO法人自閉症eサービス(大阪)の全面協力を得て運営しています。


組織

 代表  : 池谷 修(社会福祉法人 輝望会)

 相談役 : 中山 清司(NPO法人自閉症eサービス/NPO法人SKIPひらかた)

 事務局 : 山本 剛士(社会福祉法人見晴学園 そおれ)

 運営委員: 静岡県下で自閉症支援に従事している有志・法人

 実行委員: 静岡県下で自閉症支援に従事している有志・法人

 

◆自閉症eサービス@しずおかの事務局所在地および連絡先は、次のとおりです。スタッフは常駐しておりませんので、ご不明な点は、FAXまたはE-mailにてお問い合わせくださると助かります。

 

自閉症eサービス@しずおか 事務局

〒411-0802  静岡県三島市東大場1丁目33番2 社会福祉法人見晴学園 そおれ内

TEL:055ー976ー8388

FAX:055-976-8387

E-mail esshizuoka.info@gmail.com

ホームページ:http://esshizuoka.jimdofree.com/


自閉症eサービスからのメッセージ

◆私たち自閉症eサービスは、自閉症支援に関する知識・技術・アイデア・資源が一部の人たちに占有され、クローズドに限定されて取り扱われるものではないと考えています。

◆自閉症の人たち、家族、支援者にとって意味のあることは、すべてがオープンになり、いつでもアクセスできるようにすることが大切で、そのことでさらなる創造と可能性が生まれると確信してます。

◆専門家集団の驕りを排し、常にユーザー(当事者・家族と支援者)のニードに応える姿勢を持って、生活のすみずみにサービスを提供していきたいと思っています。

◆自閉症の人たちが普通に受け入れられる社会を目指し、自閉症eサービスは活動を続けています。


自閉症eサービスとは?

特定非営利活動法人自閉症eサービスは、大阪および阪神地区を中心に活動しています。自閉症の人たちが参加するキャンプ事業等をおこなってきた特定非営利活動法人BONが2011年4月に名称変更し、自閉症支援に携わる支援者たちの横断的ネットワークである自閉症eサービス(旧自閉症eネット)の事業を統合し、現在に至っています。

2013年度に自閉症eサービスは、余暇支援と人材育成&コンサルテーションの2つの事業を展開し、さらに調査研究室を設置し将来の新規事業創出を追及しています。